私の祖父の時代は、田舎だったので土地が安かったそうです。
なので、祖父は自分の思うままにいろんな土地を買っていました。
(なのに、肝心な自宅の土地は買っていないという失態を犯してるんですが・・・汗)
しかし父が「残しておいても大変だから」と祖父が買った土地をほとんど売ってしまいました。
そしてどうしても売れない土地が3つ残ったのです。
3つの土地の売れない理由
当たり前ですが、そもそも買いたい人がいなければ売れません。
3つの土地は、どれも山奥や林の中の一部の土地でした。
昔はそこに生えている木を切って、薪ストーブに使っていたようです。
しかし今となっては、そのような土地に需要はほぼありません。
でもそんな土地でも、所有していると毎年固定資産税がかかってしまうのです。
私が最初に納税通知書を見せてもらった時は、3つの土地で年間2万円弱固定資産税がかかっていました。
手放したいけど手放せない現実
使っていない、いらない土地にお金を払うほど、無駄なことはありません。
売る以外に土地を手放す方法がないか探しました。
最初は国に返還できる方法があるのでは・・・と思っていましたが、現実はそう甘くありませんでした。
国が貴重な税金の収入源を手放すはずないんですよね(^_^;)
やはり私が知る限りでは、売る以外に相続放棄するしかないようでした。
不動産を手に入れる時は慎重に。
このことから、中々売れにくい土地を購入することのリスクを思い知りました。
所有する限り、ほぼずっと固定資産税を払い続けなければなりません。
自分が死んだ後も、相続放棄しない限り代々受け継がれていってしまいます。
遺産相続はプラスの遺産もマイナスの遺産も、「全て」を受け継ぐか受け継がないかの選択しかできません。
子どもや孫などに負の遺産を残さないように、不動産を購入するときはよくよく検討しなければならないと思いました。
ちなみに現在母が所有権を持っている土地3つの固定資産税は、去年ついに請求なしになりました。
資産価値がなくなると、税金が取られなくなることもあるんですね。
少しほっとしました。
でもよほどの場所じゃない限り、支払いは続くことになります。
我が家にはまだ母の実家の処分問題が残っているので、その辺を考慮しながら考えていかなければと思っています。