高価なバッグやコート。
欲しい物が高ければ高いほど、「一生使うと思えばいい物がいいよね。むしろ長く使うと考えたら安いかも。」と思いながら購入していました。
自分の好みは変わる
そうやって買ったいくつかの高価なバッグやコート。
結局ほとんどの物をブランディアで買い取ってもらいました。
自分の好みは一生同じではなかったんです。
何年か経つと、何か違うなと思い始めて持たなくなったバッグ。
定番品と思って買ったコートも数年後着てみるとデザインが古くさかったり、似合わなくなっていたり。
一度気になる部分が出てくると身に着けてもなんかしっくりこなくて、結局別に安く買った物を選んで着ていました。
一生物も自分の好みじゃなくなった時点で、用無しになってしまったのです。
金額が処分を妨げる障害になる
自分ではもう使わないなとわかっていながら、買った金額が高いと中々手放すことができません。
せっかく買ったのでお金が勿体ないし、損をしたような気になってしまうからです。
安い物ならすぐゴミ袋に捨てられます。
ある意味一生物と思って買った物ほど、断捨離しにくいものはないなと思います。
せめて買い取ってもらうことで気持ちに折り合いをつけましたが、それ以来一生物と思って高価な物を買うことはやめました。
お気に入り。でもいざとなったら手放せる物。
今でもお気に入りの物に囲まれて暮らしたい気持ちはあります。
でも自分の中の基準が少し変わりました。
いざ不要になったら手放せる金額の物しか購入しない。
一生物と思って購入するのではなく、手放すことになっても後悔しない金額の物。
物は壊れたり、いずれ手放さなければならない時が必ず来ます。
そんなときは執着せずに軽やかに手放せる物を。
手放しても気持ちの切り替えをすぐできることこそ、小さな暮らしをする上では大事なのではないかなと思います。