NHKの「趣味どきっ!」で、「限りなくシンプルに、豊かに暮らす」などの書籍で知られる住職の枡野俊明さんが心を磨く掃除について話していました。
部屋の状態=心の状態
部屋が磨かれると、心も磨かれるそうなのです。
掃除が苦手な相談者
相談者として来ていたのが、3歳と6歳のお子さんを育てるお母さん。
掃除が苦手でいつも中途半端になってしまい、何だかすっきり片付かないそうです。
時間を無駄にしたくないので、お風呂の水を抜きながら歯を磨いたり、掃除機をかけている途中で、おもちゃが散らかっているのが気になって片づけを始めてしまったりと、ながら作業が多いのです。
しかし、棚の埃などは見て見ぬふりをしてしまいます。
掃除への苦手意識があって、それを克服したいそうなのです。
今なすべきことに集中する
それに対して枡野さんのアドバイスは、掃除をしななければならない、させれらているという気持ちを持ってやるよりも、やるとスッキリ気持ちよくなるものと思えば、ずっと気持ちも楽に取り組むことができるということでした。
部屋の状態と心の状態は、お寺では同じものと考えていて、部屋を磨くと心が磨かれるのです。
さらに、ながら掃除をするのではなく、1つ終わらせてから次へ移る。
今、自分がやるべきことに集中するべきとも言っていました。
禅語では脚下照顧と言って、意味は自分の足元をよく見つめて、今なすべきことに集中せよということだそうです。
そのために、お寺では曜日によって掃除する場所を決めているそうです。
日によって、決めた場所を集中的に掃除するのです。
その後の相談者
相談していたお母さんは、これらのアドバイスを元に、曜日ごとに掃除する場所を決めました。
そして毎日10分だけ集中して掃除するようになったそうです。
あらかじめ掃除する場所が決まっていると、迷わずに済みます。
10分でも意外ときれいになり、掃除がちゃんとできてると自信が持てるようになっていました。
部屋がきれいになると、前向きになり本当に心も磨かれるのだなと感じました。
私は、掃除は好きな方ですがやる気があるときとないときのムラが激しいので、この方法を取り入れてみようと思います。
部屋を磨いて、心もすっきり磨いていきたいですね。
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